【図解で簡単】生命保険の仕組みをわかりやすく解説!相互扶助の考え方とは?
「生命保険ってなんだか難しそう…」「たくさんの種類があってよくわからない…」
そう思っていませんか?生命保険は、いざという時のためや、将来の安心のために、私たちの生活を支えてくれる大切な仕組みです。でも、その基本を理解しないままでは、本当に自分に合ったものを選ぶのは難しいですよね。
この記事では、生命保険の基本的な仕組みを、難しい言葉を使わずに、図解を交えて分かりやすく解説します。
生命保険は「助け合い」の仕組み
まず、生命保険の最も大切な考え方は「相互扶助(そうごふじょ)」です。
これは、たくさんの人が少しずつお金(保険料)を出し合い、万が一のことが起きて困っている人を、みんなで支え合うという仕組みです。
【図:相互扶助のイメージ】
1. たくさんの人が集まる
「もしも」の時のために備えたい、という同じ目的を持ったたくさんの人が集まります。
2. みんなで少しずつお金を出す
集まった人たちが、毎月決まった額のお金(保険料)を保険会社に支払います。
3. 「もしも」の人が現れる
不幸にも、病気やケガ、死亡など、「もしも」のことが起こってしまった人が現れます。
4. 集めたお金で支える
みんなから集めたお金の中から、困っている人にまとまったお金(保険金や給付金)が支払われます。
このように、生命保険は、一人では用意できない大きなお金を、みんなで助け合うことで準備できる、優れた仕組みなのです。
これだけは知っておきたい!生命保険の3つの登場人物
生命保険の契約には、必ず3つの役割を果たす人がいます。この関係を理解することが、保険の仕組みを理解する第一歩です。
【図:生命保険の3つの役割】
契約者:保険会社と契約を結び、保険料を支払う人。契約内容を変更する権利も持っています。
被保険者:保険の対象となる人。この人が死亡したり、病気やケガをしたりした場合に、保険金が支払われます。
受取人:保険金や給付金を受け取る人。被保険者に「もしも」のことがあった際に、この人に保険金が支払われます。
たとえば、「夫が自分に万一があったときのために、妻のために保険をかける」という場合、
契約者は夫
被保険者は夫
受取人は妻
となります。
生命保険の種類と保険料が決まる要素
生命保険には、さまざまな種類があります。
死亡保険:もしもに備える「終身保険」や「定期保険」など
医療保険:病気やケガによる入院や手術に備える保険
がん保険:がんに特化した保険
年金保険:老後の生活資金を準備するための保険
これらの保険の保険料は、主に以下の3つの要素で決まります。
予定死亡率:統計をもとに、年齢や性別ごとに、将来どれくらいの人が亡くなるかを予測した数値。
予定利率:保険会社が預かった保険料を運用して得られる収益を見込んだ割引率。この利率が高いほど、保険料は安くなります。
予定事業費率:保険会社の運営にかかる経費(人件費や広告費など)を見込んだ割合。
まとめ
生命保険は、たくさんの人がお金を出し合って、困ったときに支え合う「相互扶助」の仕組みです。
保険料を払う人(契約者)、保障の対象となる人(被保険者)、**お金を受け取る人(受取人)**という3つの役割を理解すれば、保険の全体像が見えてきます。
今回の記事で、生命保険が少しでも身近なものに感じていただけたら嬉しいです。自分や家族にとって本当に必要な保障は何かを考えるきっかけにしてくださいね。