加入者が知らないと損をする！保険契約の注意点
「保険はよくわからないから、言われた通りに契約してしまった…」
「なんとなく勧められるままに、保険に入ってしまった…」
そう思っていませんか？保険は、万が一の事態に備える大切なツールですが、契約内容を十分に理解しないまま加入すると、いざというときに「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。
今回は、多くの加入者が見落としがちな、保険契約の注意点と、知っておくべきポイントを解説します。
1. 「告知義務」違反は、保険金が支払われない可能性
保険を契約する際、あなたの健康状態や職業について、保険会社に正確に伝える義務があります。これを「告知義務」といいます。
注意点:
過去の病歴や手術歴、健康診断の結果などを、事実と異なって告知した場合、たとえ契約から何年経っていても、保険金が支払われないことがあります。
悪意がなくても、告知漏れとみなされる場合もあるため、少しでも気になることは正直に伝えましょう。
2. 「免責事由」を理解していないと補償対象外に
保険には、保険会社が保険金を支払う義務を免れる「免責事由」が必ず存在します。
注意点:
自殺: 多くの生命保険では、契約から一定期間（通常1〜3年）内の自殺は免責事由となります。
戦争・暴動: 戦争やテロ、暴動による死亡やケガは、ほとんどの保険で補償対象外です。
故意: 被保険者や保険金受取人が、故意に事故を起こして保険金を得ようとした場合、支払われません。
特に、医療保険や自動車保険など、病気や事故に関わる保険では、どのような場合に支払われないかを事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
3. 「契約者」「被保険者」「保険金受取人」の違いを理解する
保険契約には、3つの登場人物がいます。
契約者: 保険会社と契約を結び、保険料を支払う人。
被保険者: 保険の対象となる人（生命保険なら亡くなったら保険金が支払われる人）。
保険金受取人: 死亡保険金などを受け取る人。
注意点:
生命保険では、被保険者が亡くなった場合に、保険金受取人が保険金を請求します。
契約時に保険金受取人を誰にするか決めておく必要があります。
誰を保険金受取人にするかによって、相続税の額が変わってくる場合があります。
4. 「解約返戻金」がない保険もある
解約返戻金とは、保険を途中で解約した際に、契約者に払い戻されるお金のことです。
注意点:
掛け捨て型保険: 保障が手厚い代わりに、解約返戻金がないか、あってもごくわずかです。
貯蓄型保険: 解約返戻金が設定されており、満期時にはお金が戻ってきますが、その分、保険料は高めです。
5. 「クーリングオフ」を有効活用する
保険契約には、契約後でも一定期間内であれば、無条件で契約を解除できる「クーリングオフ制度」があります。
注意点:
契約の書面を受け取った日から8日以内に、書面で申し出る必要があります。
ただし、保険期間が1年以内の契約や、海外旅行保険など、一部の保険は対象外となる場合があります。
まとめ
保険は、人生の様々なリスクに備えるための大切なツールです。
営業担当者の説明を鵜呑みにするのではなく、契約書をしっかりと読み込み、不明な点は納得いくまで質問する姿勢が大切です。
ぜひ、今回ご紹介した注意点を参考に、ご自身の保険契約を見直してみてくださいね。