これで失敗しない!保険契約前に確認すべき「重要事項」チェックリスト
生命保険や医療保険を契約するとき、たくさんの書類や専門用語に圧倒されていませんか?
「言われるがままにサインしたけど、本当にこれで大丈夫かな…」
そんな不安を抱えたまま契約してしまうと、いざという時に「思っていたのと違う!」と後悔することになりかねません。
保険の契約は、人生の中でも特に大切な決断の一つです。失敗しないためにも、契約前に必ず確認すべき**「重要事項」**をチェックリスト形式でご紹介します。
【重要】告知義務は「正直に、ありのまま」に
保険契約を結ぶ際、最も大切なのが**「告知義務」**です。これは、契約を申し込む人が、現在の健康状態や過去の病歴について、保険会社に正確に伝える義務のことです。
嘘をつかない:過去の病歴や通院歴、手術歴など、告知書に書かれている質問には、正直に、ありのままを記入しましょう。
「重大な告知義務違反」の落とし穴:もし、故意に事実と違うことを告知したり、重要なことを伝えなかったりすると、「告知義務違反」とみなされることがあります。この場合、たとえ保険料を払い続けていても、いざという時に保険金が支払われない、最悪の場合は契約が解除されてしまうリスクがあります。
お薬手帳や健康診断書を活用:告知漏れを防ぐためにも、お薬手帳や健康診断の結果などを手元に用意しておくと安心です。
契約前に確認すべき7つの重要ポイント
保険契約時に渡される「契約概要」や「注意喚起情報」には、パンフレットには書かれていない、より詳細な情報が記載されています。これをしっかり確認しましょう。
1. 保障内容と支払い条件
何が保障されるのか?:自分が加入する目的(例:入院、手術、がん治療など)に合っているか、保障される範囲を細かく確認しましょう。
「支払われないケース」は必ずチェック!:保険金や給付金が支払われない**「免責事由」**は、パンフレットでは小さく書かれていることもあります。例えば、特定の期間内(責任開始日から90日以内など)に発症したがんには給付金が出ないなど、重要な条件が隠されていることがあります。
2. 保険期間と保険料
いつまで保障が続くのか?:保険期間(終身、定期など)は、自分のライフプランに合っていますか?
保険料は無理のない額か?:月々の保険料は、今後も無理なく払い続けられる金額か、家計全体を考えて確認しましょう。
3. 契約者、被保険者、受取人
それぞれの役割は明確か?:誰が保険料を払い(契約者)、誰が保障の対象になり(被保険者)、誰が保険金を受け取るのか(受取人)をしっかりと確認します。特に受取人は、万が一のときに大切な人が確実に受け取れるよう、正しく指定されているか確認しましょう。
4. 解約と解約返戻金
解約した場合、お金は戻ってくるか?:解約返戻金があるタイプ(貯蓄型)の保険でも、短期間で解約すると、支払った保険料の総額よりも戻ってくるお金が大幅に少なくなることがほとんどです。
5. 払込猶予期間と契約の失効
保険料を払い忘れたらどうなる?:万が一、保険料を払い忘れてしまった場合、どのくらいの期間なら契約が有効なままか(払込猶予期間)、そして契約が失効してしまう条件などを確認しておきましょう。
6. クーリング・オフ制度
契約を撤回できるか?:契約後でも、一定の期間内であれば無条件で契約を撤回できる「クーリング・オフ制度」が利用できます。この期間や手続き方法を確認しておきましょう。
7. 特約の内容
必要な特約だけを選べているか?:主契約に追加する**「特約」**は、保障を充実させるために有効ですが、その分保険料も上がります。本当に自分に必要な特約なのか、内容をよく理解して選びましょう。
まとめ
保険契約は、難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて確認すれば、失敗するリスクを減らすことができます。
告知義務を守り、**「契約概要」と「注意喚起情報」**にしっかりと目を通す。そして、少しでも疑問に感じたことは、担当者に納得いくまで質問することが大切です。
今回のチェックリストを参考に、自分にぴったりの安心を手に入れてくださいね。