「他社からの借り入れ」ってどこまで含まれるの?カードローンや住宅ローンの審査基準を解説!
カードローンやクレジットカードの申し込みをする際、「他社からの借り入れ」という項目を見て、「これって何のこと?」と疑問に思ったことはありませんか?
「奨学金は含まれる?」「車のローンはどうなの?」など、どこまでが「借り入れ」に該当するのか、いまいち分かりにくいですよね。
今回は、この**「他社からの借り入れ」**が具体的に何を指すのか、そしてそれがローン審査にどう影響するのかを分かりやすく解説します!
「他社からの借り入れ」の基本的な考え方
「他社からの借り入れ」とは、あなたが現在、他の会社から借金をしている金額の合計を指します。
これは、あなたが申し込んでいる会社から見て、「他社」にあたる金融機関や貸金業者からの借入金のことです。
例えば、A銀行のカードローンに申し込む場合、B銀行やC消費者金融からの借入金が「他社からの借り入れ」に該当します。
どこまでが「他社からの借り入れ」に含まれる?
では、具体的にどんなものが含まれるのでしょうか?
1. 含まれるもの
銀行や消費者金融のカードローン:これが最も一般的な「借り入れ」です。
クレジットカードのキャッシング:ショッピング枠ではなく、現金を借りるキャッシング機能を利用している場合、借り入れとみなされます。
クレジットカードのリボ払い・分割払い:支払いが完了していない残高は、借り入れとしてカウントされることがあります。特にリボ払いは、借り入れとして見られることが多いです。
教育ローンやフリーローン:使途を問わないローンは、借り入れとみなされます。
2. 含まれないことが多いもの
住宅ローン:これは**「生活に必要な資金」**として扱われるため、一般的には「他社からの借り入れ」には含まれません。ただし、審査の際には返済状況を確認されます。
奨学金:教育目的の借り入れであるため、通常は「他社からの借り入れ」には含まれません。しかし、延滞している場合は審査に影響する可能性があります。
車のローン(オートローン):住宅ローンと同様に、生活に必要な資金として扱われることが多く、含まれないことがほとんどです。
なぜ「他社からの借り入れ」が審査で重要視されるの?
カード会社や銀行は、「他社からの借り入れ」の金額や件数をチェックすることで、あなたの返済能力や信用度を判断します。
件数が多い:複数の会社から借りていると、「お金に困っているのでは?」と判断され、審査が厳しくなることがあります。
金額が大きい:借り入れの総額が大きいと、返済負担率が高くなり、新たな借り入れの返済が困難になると判断される可能性があります。
「他社からの借り入れ」が多いと、それだけで「返済能力に不安がある」と見なされてしまうことがあるため、注意が必要です。
申し込み前にできること
「他社からの借り入れが多いけど、どうしてもローンを組みたい…」という方は、以下の対策を試してみましょう。
不要な借り入れを完済する:特にカードローンやリボ払いの残高は、できるだけゼロにしてから申し込むのがおすすめです。
キャッシング枠をゼロにする:クレジットカードに付帯しているキャッシング枠を解約することも、審査に有利に働くことがあります。
最後に:正直に申告することが一番大切!
申し込み時に「他社からの借り入れはない」と嘘の申告をしても、カード会社や銀行は信用情報機関に照会すればすぐに分かってしまいます。
嘘の申告は、虚偽申告として信用を大きく損ない、審査に落ちる原因になります。
正直に申告し、誠実な姿勢で申し込むことが、審査通過への一番の近道です。