あなたの会社に「企業年金」はある?意外と知らないその調べ方、まるっと解説!


「あれ?うちの会社って企業年金ってあるのかな?」

給与明細を見ながらふと、そんな疑問が頭をよぎったことはありませんか?老後の生活設計を考える上で、公的年金に加えて心強い味方となるのが「企業年金」ですよね。でも、いざ調べようと思っても、どこから手をつけていいか分からない…という方も少なくないはず。

ご安心ください!今回は、あなたの会社に企業年金があるかどうかをスマートに調べる方法を、初心者さんにも分かりやすく解説していきます。

そもそも「企業年金」って何?

調べ方の前に、まずは「企業年金」について簡単に確認しておきましょう。企業年金とは、会社が従業員のために独自に設ける年金制度のこと。公的年金(国民年金や厚生年金)とは別に、会社が掛金を拠出してくれることが多いので、将来受け取れる年金を増やせる可能性があるんです。

主な企業年金には、「確定給付企業年金(DB)」や「確定拠出年金(DC)」などがあります。これらは制度によって特徴が異なりますが、今回は「あるかないか」の調べ方に焦点を当てていきますね。

あなたの会社に企業年金があるか調べる5つのステップ

さあ、いよいよ本題です!あなたの会社に企業年金があるかを確認する方法を、一つずつ見ていきましょう。

ステップ1:給与明細をチェック!

一番手軽な方法が、毎月もらっている給与明細の確認です。給与明細には、給料だけでなく、様々な控除や会社が負担している費用が記載されています。

  • 「企業年金」「確定拠出年金」「DC」「DB」 といった項目がないか探してみましょう。

  • もしこれらの項目があれば、給与から掛金が天引きされていたり、会社が掛金を拠出している可能性があります。

ただし、給与明細に記載がない場合でも、企業年金がないとは限りません。会社が全額負担している場合などは、給与明細に明記されないこともあります。

ステップ2:会社の就業規則や福利厚生の案内を確認する

会社には、従業員が働く上で守るべきルールや、受けられる福利厚生について記載された「就業規則」や「福利厚生の案内」が必ずあります。

  • 社内イントラネットや従業員向けのポータルサイト、もしくは人事部や総務部で配布されている冊子などを確認してみましょう。

  • 「年金制度」「退職金制度」「福利厚生」といった項目の中に、企業年金に関する記載があるかもしれません。

もし見当たらない場合は、次のステップへ!

ステップ3:人事部や総務部に直接問い合わせる

これが一番確実な方法です。「企業年金があるかどうか知りたいのですが…」と、直接人事部や総務部に問い合わせてみましょう。

  • 「企業年金制度はありますか?」

  • 「もしあるなら、どんな制度ですか?」

  • 「加入状況を確認したいのですが、どうすれば良いですか?」

といった具体的な質問をしてみると、スムーズに情報を得られるはずです。会社によっては、加入者向けの案内や説明会を実施している場合もありますよ。

ステップ4:ねんきん定期便で確認する(一部の企業年金)

毎年届く「ねんきん定期便」も、実は企業年金に関する情報が記載されている場合があります。

  • 「ねんきん定期便」の裏面や詳細ページに、「企業年金制度等の加入状況」といった項目がないか確認してみてください。

  • 特に、「確定拠出年金(企業型DC)」に加入している場合、その旨が記載されていることがあります。

ただし、確定給付企業年金(DB)など、すべての企業年金がねんきん定期便に記載されるわけではありませんのでご注意ください。

ステップ5:企業年金連合会のホームページで調べる(転職者向け)

複数の会社を経験している方で、以前の会社に企業年金があったか知りたい場合は、「企業年金連合会」のホームページも役立ちます。

  • 企業年金連合会は、企業年金制度を運営・管理している団体です。過去に加入していた企業年金がある場合、こちらで記録が管理されていることがあります。

  • 「ご自身の年金記録の確認」といったサービスを利用して、確認できる場合があります。

もし企業年金が「ない」と分かったら?

「調べてみたけれど、うちの会社には企業年金がないみたい…」とがっかりした方もいるかもしれません。でも、心配はいりません!企業年金がない会社もたくさんありますし、だからといって老後の生活設計が破綻するわけではありません。

企業年金がない場合は、以下のような方法でご自身で老後資金を準備していくことが大切です。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金)の活用: 自分で掛金を拠出し、運用する年金制度です。掛金が全額所得控除になるなど、税制優遇が魅力です。

  • つみたてNISAの活用: 少額から始められる非課税投資制度です。コツコツと資産形成をしたい方におすすめです。

  • 財形貯蓄制度: 会社によっては、給与から天引きで貯蓄ができる財形貯蓄制度があります。

  • 会社の退職金制度の確認: 企業年金とは別に、退職金制度がある会社も多くあります。

これらの制度を上手に活用することで、企業年金がない場合でも、安心して老後を迎える準備ができますよ。

会社が倒産したら企業年金はどうなるの?

「もし会社が倒産したら、積み立ててきた企業年金はどうなるんだろう…」と不安に感じる方もいるかもしれませんね。

  • 確定拠出年金(DC)の場合: 確定拠出年金は、加入者一人ひとりの資産が独立して管理されているため、会社が倒産しても、あなたが積み立てた年金資産は守られます。転職した場合も、年金資産を新しい会社に移管したり、個人型iDeCoに移したりすることが可能です。

  • 確定給付企業年金(DB)の場合: 確定給付企業年金は、会社が年金資産を運用・管理しています。万が一、会社が倒産した場合でも、「企業年金連合会」が年金の一部または全額を保障する仕組みがあります。そのため、全くもらえなくなるということは基本的にありませんが、状況によっては減額される可能性もゼロではありません。

いずれのケースでも、会社の倒産によってすぐに企業年金がゼロになるわけではないので、過度な心配は不要です。

まとめ:あなたの企業年金、しっかり把握して未来に備えよう!

企業年金があるかどうかを調べることは、あなたの将来のライフプランを考える上でとても大切な一歩です。難しく考えずに、まずは給与明細から、そして必要であれば人事部や総務部に相談してみてくださいね。

自分の会社の制度をしっかり理解して、賢く老後資金を準備していきましょう!

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