移植後、判定日まで症状がなくても妊娠する?
体外受精の胚移植後、判定日までの期間は、わずかな体の変化にも敏感になってしまうもの。
「移植後から判定日まで症状なし…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。実は、症状がなくても妊娠しているケースはたくさんあります。この記事では、なぜ症状がなくても妊娠するのか、そして体の変化を過剰に気にしないための考え方について解説します。
なぜ、症状がなくても妊娠するの?
移植後の体の変化は、黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンによるものがほとんどです。このホルモンは、妊娠を継続させるために重要な役割を果たしますが、妊娠していなくても分泌されます。
つまり、「眠気がある」「お腹が張る」「胸が張る」といった症状は、必ずしも妊娠しているサインではないのです。
逆に、症状がなくても、受精卵が子宮に着床し、順調に成長している可能性は十分にあります。妊娠初期の症状の出方には個人差が大きく、全く症状を感じない方もいらっしゃいます。
症状を気にしすぎるのはNG!
移植後から判定日までの期間、インターネットやSNSで「陽性だった人の症状」を検索してしまう気持ちはよくわかります。しかし、他の方の症状と自分の体を比較してしまうと、余計な不安やストレスにつながってしまいます。
ストレスは、体にとって良い影響を与えません。この時期は、できるだけリラックスして過ごすことが大切です。
判定日までの過ごし方のヒント
判定日までの不安な時間を少しでも心穏やかに過ごすために、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。
リラックスできる時間を作る:
好きな音楽を聴く、読書をする、軽いストレッチをするなど、無理のない範囲で気分転換をしてみましょう。
体の変化を過剰に気にしない:
「症状がないのは当たり前」と割り切ることも大切です。
毎日の体温や体調の変化を細かく記録するのを一度やめてみるのも良いでしょう。
信頼できる人に話を聞いてもらう:
パートナーや友人、家族など、話せる相手がいるなら、素直な気持ちを話してみるのも良い方法です。
まとめ
移植後から判定日まで症状なしでも、陽性になる可能性は十分にあります。
この期間の体の変化は、必ずしも妊娠を意味するものではありません。過剰に症状を気にしすぎず、ご自身の心と体を大切に過ごしてください。
判定日まで、心穏やかに過ごせるよう応援しています。