親族の結婚式に「叔母」として参列！品格と華やかさを兼ね備えた洋装の選び方
親族の結婚式に「叔母」として招かれた際、「どんな服装が良いのかしら？」「マナーはあるの？」と悩む方は少なくありません。甥や姪の晴れ舞台だからこそ、お祝いの気持ちを込めて、品格がありつつも華やかな装いで参列したいですよね。
この記事では、親族（特に叔母）の結婚式にふさわしい洋装の選び方を、人気のスタイルを中心に徹底解説します。基本のマナーから、素材やデザインの選び方、そしてコーディネートのポイントまで、あなたの服装選びをしっかりサポートします。素敵な装いで、大切な門出を祝福しましょう！
1. 親族の結婚式における「叔母」の服装マナー
まずは、親族として結婚式に参列する際の基本的な服装マナーを確認しましょう。
1-1. 主役は新郎新婦！控えめな「準主役」意識
親族はゲストをお迎えする立場でもあるため、新郎新婦よりも目立ちすぎないことが大前提です。しかし、友人や同僚ゲストとは異なり、新郎新婦に近い親族として「準主役」のような品格と華やかさも求められます。
控えめな華やかさ： 派手すぎる色やデザインは避け、上品で落ち着いた雰囲気の中に、適度な華やかさをプラスしましょう。
品格と格式： フォーマルな場にふさわしい素材やデザインを選び、露出を控えることが重要です。
1-2. 和装と洋装の選択
一般的に、親族は和装（留袖）を選ぶことが多いですが、最近では洋装で参列する方も増えています。どちらを選ぶかは、新郎新婦や両家の意向、他の親族との兼ね合いも考慮すると良いでしょう。
和装（黒留袖・色留袖）： 最も格式が高い正礼装です。伝統を重んじる場合や、他の親族が和装の場合に適しています。
洋装： 近年人気が高まっている選択肢です。動きやすく、準備も比較的容易です。ここでは洋装に焦点を当てて解説します。
1-3. 色のマナー：避けるべき色とおすすめの色
避けるべき色：
白： 新婦のウエディングドレスの色なので絶対に避けましょう。
全身の黒： お葬式を連想させるため、避けましょう。もし黒を選ぶ場合は、素材や小物で華やかさをプラスし、お祝いの席にふさわしい装いにすることが重要です。
おすすめの色：
ネイビー、ロイヤルブルー： 知的で落ち着いた印象を与え、どんな会場にも馴染みます。
モスグリーン、ダークグリーン： 上品で深みがあり、写真映えもします。
ワインレッド、ボルドー： エレガントで華やかさを演出できます。
シャンパンゴールド、ベージュ、シルバーグレー： 明るく上品な印象を与えますが、白っぽく見えないか注意が必要です。
2. 親族の結婚式にふさわしい洋装スタイル（セミフォーマルが基本）
叔母として参列する場合、洋装では**「セミフォーマル（準礼装）」**が基本となります。
2-1. おすすめの洋装スタイル
アンサンブル（ワンピース＋ジャケット）： 最も一般的で、上品な印象を与える組み合わせです。季節や体型に合わせて素材やデザインを選べます。
フォーマルワンピース： 一枚で様になる上品なデザインのワンピース。袖ありや、羽織物が不要なデザインを選ぶと良いでしょう。
ツーピース（ブラウス＋スカート、またはパンツ）： 素材やデザインによってはカジュアルになりすぎることもあるため、光沢感のあるものや、レース、刺繍などの上品な装飾があるものを選びましょう。パンツスーツも可能ですが、スカートの方がよりフォーマル感があります。
2-2. 素材とデザインの選び方
素材： サテン、レース、シフォン、シャンタン、ジャガードなど、上品な光沢やハリ、落ち感のある素材を選びましょう。カジュアルな綿や麻素材は不向きです。
デザイン：
露出は控える： 肩や膝は隠れるデザインが基本です。ノースリーブのドレスの場合も、必ずジャケットやボレロ、ストールなどを羽織りましょう。
スカート丈： 膝が隠れるミモレ丈〜ロング丈が適切です。ミニ丈は避けましょう。
過度な装飾は避ける： ビッグリボンやフリルが多すぎるデザイン、過度なスパンコールやラメは、花嫁より目立つ可能性があるため注意が必要です。
3. コーディネートのポイント：小物で品格と華やかさをプラス
洋装の場合、小物使いでさらに品格と華やかさを演出できます。
3-1. バッグ
選び方： 小さめのクラッチバッグやパーティーバッグが基本です。素材はサテン、レース、ビーズなどが適切です。
避けるべきもの： カジュアルなトートバッグや大きすぎるバッグ、ブランドロゴが主張しすぎるバッグは避けましょう。
3-2. 靴
選び方： パンプスが基本です。ヒールは3〜5cm程度のもので、歩きやすい安定感のあるものを選びましょう。素材は布製や革製で、光沢のあるものやシンプルなデザインが好ましいです。
避けるべきもの： サンダル（ミュールやバックストラップのないもの）、ブーツ、カジュアルなスニーカー、オープントゥ（つま先が見える靴）はマナー違反とされています。
3-3. アクセサリー
選び方： パールやダイヤモンド、上品なゴールド・シルバー系のアクセサリーは、顔周りを華やかにし、品格を添えます。ネックレス、イヤリング（ピアス）、ブレスレットなどをバランス良く組み合わせましょう。
避けるべきもの： 動物の革製品や毛皮（殺生を連想させるため）、派手すぎるコサージュ、ティアラなど、花嫁を連想させるアイテムは避けましょう。
3-4. ストール・ボレロ・ジャケット
露出を控えるための必須アイテムです。
素材と色: ドレスの色や素材に合わせた上品なものを選びましょう。透け感のあるシフォン素材やレース素材は、軽やかさを演出できます。
3-5. ヘアスタイル・メイク
ヘアスタイル： 清潔感があり、きちんとした印象を与えるヘアスタイルを心がけましょう。アップスタイルやハーフアップなど、崩れにくいアレンジがおすすめです。
メイク： ナチュラルながらも華やかさのあるメイクを意識しましょう。ツヤ感のある肌、上品なアイメイク、血色感のあるリップなどで、お祝いの席にふさわしい印象に。
まとめ：祝福の気持ちを込めて、最高の装いを
親族として結婚式に参列する「叔母」の服装選びは、新郎新婦への祝福の気持ちと、ゲストをお迎えする品格を表現する大切な要素です。
和装も素敵ですが、動きやすさや準備のしやすさから、洋装も人気の選択肢となっています。この記事でご紹介したマナーや選び方のポイントを参考に、あなたにぴったりの一着を見つけて、大切な日を美しく彩りましょう。