【これで安心!】結婚祝いのご祝儀袋、迷わない!書き方完全マニュアル
結婚祝いに欠かせないご祝儀。せっかくのお祝いの気持ちを台無しにしないためにも、ご祝儀袋の「書き方」はきちんとマナーを押さえておきたいですよね。「どんなペンで書くの?」「名前はどこに書く?」「連名の場合は?」など、細かな疑問がたくさんあるかもしれません。
ご安心ください!この記事では、結婚祝いのご祝儀袋の表書きから中袋、そして連名の場合など、あらゆる書き方に関する疑問を解消する、完全マニュアルをお届けします。これさえ読めば、自信を持ってご祝儀を渡せるようになりますよ。
1. これが基本!ご祝儀袋の「表書き」のルール
ご祝儀袋の「顔」とも言える表書き。ここが最も重要なので、しっかり確認しましょう。
1-1. 水引より上段:「表書き(名目)」の書き方
ご祝儀袋の中央、水引よりも上の部分に、贈る目的である「名目」を書きます。
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結婚祝いの場合の書き方:
- 「寿」(ことぶき)
- 「御結婚御祝」(ごけっこんおいわい)
- 「御祝」(おいわい)
これらのいずれかを、水引と名入れスペースのバランスを見て、中央に大きく、丁寧に書きましょう。最も一般的でフォーマルなのは「寿」または「御結婚御祝」です。
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文字の色と太さ:
- 必ず濃い黒の墨を使用しましょう。筆や筆ペンを使うのが最も丁寧です。
- 薄墨は弔事(お葬式などのお悔やみ事)で使うものなので、結婚祝いには絶対に使わないように注意してください。
1-2. 水引より下段:「贈り主の氏名」の書き方
水引の結び目の下に、贈り主の氏名を書きます。
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個人で贈る場合:
水引の結び目にかからないように、名目の文字よりも少し小さめに、フルネームを中央に書きます。
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夫婦で連名にする場合:
夫の氏名を中央に書き、その左隣に妻の名前のみを書きます。夫婦は一心同体と見なされるため、妻の名字は省略するのが一般的です。
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複数名(3名まで)で連名にする場合:
- 友人・知人など立場が同じ場合:中央に氏名を書く方を決め、その方から順に左へ並べて書きます。書く人数のバランスを見て、文字の大きさを調整しましょう。
- 会社関係などで目上の人がいる場合:最も目上の方の氏名を中央、または最も右側に書き、順に左へ並べて書きます。
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4名以上で連名にする場合:
ご祝儀袋には代表者の氏名を中央に書き、その左隣に「外一同(そといちどう)」と添えます。そして、別紙に連名者全員の氏名と包んだ金額を書き、ご祝儀袋の中袋(中包み)に入れます。会社名や部署名を入れる場合は、代表者名の右上に小さく書くのが一般的です。
2. 金額と住所を明記!「中袋(中包み)」の書き方
ご祝儀袋の中に入っている白い封筒や紙は「中袋」または「中包み」と呼ばれ、包んだ金額や贈り主の情報を示す大切な役割があります。
2-1. 中袋の「表面」:金額の書き方
- 中袋の中央に、包んだ金額を縦書きで書きます。
- 金額は、改ざん防止のため、旧字体(大字)の漢数字を使うのがマナーです。
- 一万円 → 壱万円
- 二万円 → 弐万円
- 三万円 → 参万円
- 五万円 → 伍万円
- 十万円 → 拾万円
- (※「円」は「圓」でも構いませんが、「円」が一般的です)
- アラビア数字(例:30,000円)でも間違いではありませんが、より丁寧な印象を与えるのは旧字体です。
2-2. 中袋の「裏面」:住所と氏名の書き方
- 中袋の裏側、左下に、郵便番号、住所、氏名を縦書きで丁寧に書きます。
- これも、新郎新婦が誰からのご祝儀かを正確に把握し、お礼状を送る際に必要となる大切な情報です。忘れずに記入しましょう。
3. 【豆知識】濃い墨と薄墨の使い分け
ご祝儀袋には濃い墨を使いますが、香典袋など弔事には薄墨を使うのがマナーです。
- 濃い墨:喜びや慶事の気持ちをはっきりと表現するため、「喜びで墨が濃くなった」という意味合いも。
- 薄墨:悲しみで涙が墨を薄めた、急いで駆けつけたので墨を擦る時間がなかった、といった悲しみを表現するために使われます。
間違えないように、筆ペンを選ぶ際も「慶事用」や「濃い墨」と表示されているものを選びましょう。
まとめ:感謝と祝福を込めた「完璧なご祝儀袋」で、ハッピーな門出を!
ご祝儀袋の書き方は、新郎新婦への細やかな気遣いと、心からの祝福の気持ちを表す大切なマナーです。
- 表書き:「寿」または「御結婚御祝」を濃い黒の筆ペンで。
- 名前:水引の下にフルネーム、連名の場合はルールに従って。
- 中袋:表面に旧字体で金額、裏面に住所と氏名。
- お札:新札を肖像画が中袋の表を向くように入れる。
- 袱紗:必ず袱紗に包んで持参し、受付でスマートに渡す。
これらのポイントをしっかり押さえておけば、きっとあなたの丁寧なご祝儀は、新郎新婦にとって忘れられない嬉しい贈り物となるでしょう。最高の笑顔で、二人の門出を心からお祝いしてあげてくださいね!